困ったことがあったら、『そらうみ』に相談に行こう」と、思ってもらえる地域の最も身近な存在でありたいと考えている法律事務所弁護士法人 空と海(事務所名 そらうみ法律事務所)は、震災復興の相談だけでなく、民事・家事・刑事など一般事件にも対応している。
弁護士の瀧上さんは、大阪出身で大学も京都大学と大阪大学。2005年に神戸で弁護士を始めたにも関わらず、翌2006年、縁もゆかりもない岩手に移り住んで来た。弁護士過疎地で働きたいと志願し、日弁連の支援を得て、釜石ひまわり基金法律事務所(公設事務所)を開設して初代所長になったのだそうだ。その後、瀧上さんら弁護士過疎地で活動してきた弁護士たち4人が、日弁連の支援に頼らず自分たちの力で司法過疎の解消をめざそう、と「弁護士法人 空と海」を立ち上げ。こうして、東京事務所、奄美事務所、そして瀧上さんが所長を務める陸前高田事務所が誕生した。
アバッセたかたへの入居にあたっては商業施設を設置・運営する「高田松原商業開発協同組合」の組合員の一員となり、要望も取り入れてもらったので快適な事務所だという。ただ、商業施設の中であまり目立つと相談に入りづらいかもしれないと、入口は施設の北側に設ける工夫をしたそうだ。
このページはふるさといわて創造協議会が県内の学生とともに実施した「アバッセたかた専門店街&図書館紹介 プロジェクト」の成果を使わせていただいております。
インタビュアー:井上博夫(岩手大学名誉教授)
インタビュー実施日:2017/11/5
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